復活

2005年 韓国 (全24話)
演出:パク・チャンホン、チョン・チャングン
脚本:キム・ジウ
出演:オム・テウン(ハウン=ガンヒョク/シンヒョク)
   ハン・ジミン(ウナ)、コ・ジュウォン(ジヌ)、ソ・イヒョン(ガンジュ)
   コ・ミョンファン(スチョル)、イ・デヨン(班長)、カン・シニル(ウナ父)
   イ・ジョンギル(インチョル)、ソヌ・ウンスク(母)、アン・ネサン(父)
   キ・ジュボン(サングク)、キム・ガブス(テジュン)、キム・ギュチョル(ドンチャン)
   キム・ユンソク(ゴンミョン)、イ・ドンギュ(ヒス)、チョ・ジェワン(アン秘書)
 

一般的には、韓国の映画やドラマというとラブストーリーというイメージが強いようですが
何よりも復讐譚が多いよなあ…と、私的には思います。

しかも、その復讐の仕方が容赦ないというか(笑)
中途半端なところで改心して終わるという日本の似非(?)ヒューマニズムと異なり
きっちり完遂するところにも大きな特徴があると思います。

そう、この『復活』も復讐が大きなテーマとなっています。

豪雨の中、血まみれの子供を抱えて歩く不審な男―
という、インパクトあるシーンから始まります。
その子供が、大人になってから物語は本格的に始まるので、
そこまでの成長過程は預けられた家の娘と戯れる姿で簡単に語られるだけなのですが、
その少年時代の笑い声が非常にショボいというか、ナサケナイ感じで>こらこら
かなりテンション下がってしまいますが、そこで諦めてはいけません>ぉ

大人になってからの主人公@ハウンを演じるオム・テウンがとても良いです。

これまた韓国モノというと、イケメン俳優が多いというイメージが強いと思うんですが
テウン氏はイケメンとは言い難く、さりとて不細工というわけでもなく、
とっても普通です>ぇ

その普通さが庶民的で親しみがあって良い感じに表れるところもあれば、
意外にもクールで、ひょっとしてイケメン?という印象を受けるところもあります。
やはり、演技力の賜物なんでしょうな。
侮れませんぜ、オム・テウン!

ハウンと、その双生児の弟シンヒョクと、一人二役を演じているのですが
しっかり別人に見えるところが凄いです。

双生児(もしくは、そっくりな赤の他人)を同じ俳優が演じるのは定番ですけど
髪型や服装が違うだけで、どう見ても同一人物…という場合が多いですよね。
実際に同一人物なんだから当たり前なんですけど(笑)
でも、テウン氏は兄と弟で雰囲気を全く変えていて、本当に2人の人間がいるようでした。
顔立ちは似てるけど…いや、時には顔も違って見えました。

 

―以下は、かなりネタバレになるのでご注意下さい―

 

ハウンはシンヒョクになりすますことになるんですが、
表面的にはシニョクなんだけど、素の顔はハウンで、
計画を巡らすところ等は両方がミックスされて、また違う雰囲気を醸し出しているのです。
まさに兄弟揃って復讐に取り掛かっているという感じで、ホロリときたりして(笑)
また、ラストでも、全てを終えた後で振り返る顔がまた、今迄のどれとも違うんです。
いやあ、絶賛しちまうぜ、オム・テウン!

噂によると、最初はソ・ジソプにオファーが行ったものの入隊で流れてしまったとか…
ジソプだとまた違った魅力が出たとは思うものの、
今となってはテウン氏以外の『復活』は考えられませんな。

他も個性的なキャラばかりで、サスペンス抜きにしても
群像劇として十分面白かったと思います。

ウナ役のハン・ジミンは『オールイン』『チャングムの誓い』等も観ましたが
この『復活』が最高に可愛いかも。
大きな目と、いかにも清純そうな佇まいが、とても魅力的です。
ファッション・センスは置いとくとして>ぉ

ガンジュは、また違う綺麗さがあって素敵でした。
キャラ的には最初、ウザイ女と溜息をつき>こらこら
途中、彼女を駒にして真相に迫っていくのかな、と思える展開になってきて好感を持ち
それを過ぎると、またウザくなってきて、トホホでした>スミマセンスミマセン

ジヌはテウン氏のアンチテーゼみたいな甘い二枚目で>こらこら
ウナを好きになるところ等からしても、もっと目立つ存在であるべきだと思うのですが
何故か地味に終わってしまいましたね。
おやぢキャラ達が活躍し過ぎちゃったんでしょうか?(笑)
ウナ絡みなだけに、彼が出てくるとラブストーリー部分を広げなければならないので
あくまでもサスペンスで行くために省いたんでしょうか?
そそそそれとも、私が観たのはカットされたバージョンだったりして???

おやぢキャラ達は皆、良い味出してましたね。
悪役トリオは、それぞれ不気味さやふてぶてしさや、その中にふと見える弱さを
上手く表現していたと思います。
私的にはヒスを息子と知った時のテジュンが、ひとりになってから微笑むところが、
初めて人間味が窺えて良い印象を受けました。
ウナ父は素っ頓狂だけど優しいところが可愛かったし、班長は温かさが好きでした。

熱い刑事仲間スチョル&ドンインも、癒し系アン秘書も、皆好きだったなあ。
ヒスとゴンミョン@ポップコーン探偵は、裏があるのかと登場後しばらく疑っていましたが
それぞれ情のある人物で、可愛いし、ハウンと友情が芽生えるところが良かったです。
まあ、ヒスは最後の行為が難でしたけど(^^;)
でも、最悪の結果にならなかったことと、ハウンが彼を庇ったこととで
友情は続いていくのだな、と思えてホッとしました。

キャラ達に触れるだけで長い文章になっちゃいます(笑)

復讐譚はスマートに完遂。
ハウンの死に終わらなかったところにホッとしました。
それでも、多くの人を巻き添えにし、悲しみや傷を残したのも事実だから
安易なハッピーエンドにしなかったところも良かったと思います。

最後の彼を、死への旅路につく姿だと解釈する向きもあるらしいのですが
私は逆だと受け取っています。
最後に映った二羽の鳥は亡くなった実父とシンヒョクを表しているのだそうです。
ハウンを死に導くためでなく、生きていくよう温かく見送ってくれたのだと思いたいです。

タイトルの『復活』は、子供時代、シンヒョクに化けた時、そしてラスト
それぞれのハウン=ガンヒョクを表しているのでしょう。

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