インファナル・アフェア / 無間道

INFERNAL AFFAIRS (無間道)
2002年 香港
監督、プロデューサー:アンドリュー・ラウ
監督、脚本:アラン・マック
編集:ダニー・パン
音楽:チャン・クォンウォン
視覚効果顧問:クリストファー・ドイル
受賞歴:第22回香港フィルム・アワード(香港電影金像奨)
          作品・監督・脚本・編集・主題歌
          主演男優(トニー・レオン)・助演男優(アンソニー・ウォン)
出演:トニー・レオン(ヤン)、アンディ・ラウ(ラウ)、アンソニー・ウォン(ウォン)
    エリック・ツァン(サム)、チャップマン・トウ(キョン)、ケリー・チャン(リー)
    サミー・チェン(マリー)、エルヴァ・シャオ(メイ)
    ショーン・ユー(若き日のヤン)、エディソン・チャン(若き日のラウ)
 

★一回目★ 

トニさん(トニアンじゃないよ)、カッコイイじゃないですか〜。
今まで見た中で1番だと思います。哀愁が漂ってるのが◎です。特に眼。
そういう意味でアンディよりトニさんの方が存在感ありましたね。<私的には

この2人の間に友情が芽生えるという展開なのかな、と予想してたら
その点はあっさりしてましたね。それで良かったと思いますが。
でもアンディはトニさんの立場に憧れてたんでしょ?正義側というか。
そこがあまり強く感じられなかったのが残念でしたな…。

トニさんがアンディの正体に気付くシーンですが―
私なら、あの場はしらばっくれて、とりあえず自分の立場を確立してから
じっくり責めにかかりますな(笑)。あのやり方じゃ最初から危なすぎ。

ブラピ主演でリメイクの話が出てるとか。アンディの方の役ですかね?
トニ役の人は、あの悲しみを漂わせた眼も再現してもらわないと。
でないと怒ります。(一瞬べネシオ・デル・トロの顔が浮かんだ…う〜ん…)
ケリー・チャンとの淡い恋模様は、こてこてベッドシーンに変わる悪寒…。

韓国でリメイクするならイ・ビョンホンあたりが良いでしょうか?
彼ならアンディ役ですか?
トニ役は?イ・ジョンジェさんあたりですか?(ちょっと妄想しました)

エリック・ツァンは相変わらず良い味出してますわ〜。
彼が出ると、画面が彼色に染まるものね〜結構ファンかも、な私です。

アンディが飲み物飲んでるシーンが多くて何となく印象的でした。
別に深い意味はないと思いますけど。それとも、あるのでしょうか?

見ながら何となくレスリー・チャンを思い出していました。
まあ、しばらくは香港映画を観るたびに思わずにはいられないでしょう。
彼ならどう演じただろうか…てね。
トニさんは残したいので(笑)アンディの役にしてもらいましょう。
(いやいや、アンディが嫌だというわけじゃないんですよー ^^;)
レスさんだと甘さが出ちゃう?それとも逆に、うんと冷たさが出たりして?
でも心の葛藤はきっと、物凄く上手く表現してくれたんじゃないでしょうか。
そう、これは心の葛藤のドラマですものね<えらそう

二回目★

「俺は警官だ」

従姉妹にDVDを借りたので久し振りに観ました。

以前はヤン寄りに観ていました。
ヤンの深い悲しみを湛えたような瞳が何よりも印象的で、
それが、この映画の全体を支配していると感じたのでした。
今回は幾分、冷静に観ることができたかな?>ぇ

偶然にも警察学校の同期生だったヤンとラウ。
退学になり学校を去っていくヤンと、彼の後姿を見つめるラウ。
警察で取調べを受けるヤンと、取り調べをするラウ。

…正反対の立場の2人が徹底的に対比されて描かれていきます。

もう10年も潜入捜査官を続けてきて、普通の警官に戻ることを切望しているヤンと
同じ期間を潜入マフィアとして生きてきて、本当の警官になりたいという願いを持つラウ。

…いつしか2人の姿は重なり合っていきます。

ヤンは、自分の正体を知る唯一の人物であるウォン警部を殺され
サムの疑いをそらすために、マフィアの中では友達的存在だったキョンの死を利用します。
ラウは、自分を警察に送り込んだサムを殺し
同僚の警官@実は同じ潜入マフィアも殺して、彼を身代わりにします。

…ここまで来ると、すっかり相似形です。

屋上でヤンがラウの額に拳銃を突きつけるシーンは
とても絵になってるなあ…というだけでなく>ぉ
鏡に映った自分と向き合っているようなものだな…という印象も受けました。

…いや、それって甘過ぎる見方かな(笑)

ヤンはウォン警部ともキョンとも良い関係を築いていたと思います。
ウォン警部には、予定よりも任務が長引いていることに文句は言いながらも
最後には笑い合っていたし>ある意味、父親的存在?
キョンは単純で気の良い奴だから、マフィアの中では気を許せる存在だったと思います。
Dr.リーへの恋心は最後に報われたし。

ラウは表面的には同僚達と上手くやっていたけれど、
どちらかというと警察では浮いた存在だったように見えました。
サムに対しては言うまでもないですし。
最後には、唯一愛している妻マリーの信頼を失ってしまいます。

そういう意味では相変わらず対照的なままですよね。
でも、そうした内面的なものが違い過ぎることで
「善人でありたい」というラウの希望が悲痛なまでに迫ってきます。

さすがにヤンの最後には衝撃を受けました。
手を下したのがラウではないことが暗示的だと思います。
自分の望みを叶えるためにヤンをも殺すことのできるラウだったら、
かえって彼の心は救われたかもしれません。
その冷徹さが罪の意識を感じさせないという意味で。

でも、意に反し鏡の向こう側の自分を失ってしまったラウは
果てしない心の葛藤の中に落ちていくのです。
無間道とは死後の世界でなく、生き続ける苦しみだと思います。
 

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